髪が広がる原因と対処法【縮毛矯正以外も紹介】
「朝ブローしてもお昼には髪が広がってくる…」
「雨の日や湿気でうねりがひどくなる…」
そんなお悩みを感じたことはありませんか?
この記事では、髪が広がる原因をわかりやすく解説しつつ、縮毛矯正だけでなく、日常でできる対処法やサロンケアまで幅広くご紹介します。
広がりに悩むすべての方にとって、読み返したくなるような実用的なガイドです。
髪が広がる原因は「水分バランスの乱れ」
髪が広がる大きな原因は、髪の水分と油分のバランスが崩れていることにあります。
髪の内部は、水分と油分がうまく保たれていると、まとまりが良くツヤも出ます。
しかし、ダメージや乾燥が進むと、髪の中にある保湿成分(CMCやたんぱく質など)が流れ出し、外からの湿気を吸いやすくなります。
特に梅雨のような湿気の多い時期には、
傷んだ部分から水分が入り込み、髪が膨らんで広がりやすくなります。
原因① ダメージによるキューティクルの乱れ
外側のバリアが壊れると、湿気を吸いやすくなる
キューティクルとは、髪の表面を覆っているうろこ状の層です。
このキューティクルがしっかり閉じていると、水分の出入りが安定します。
しかし、カラーやブリーチ、紫外線、摩擦などでダメージを受けた髪は、
キューティクルが開きっぱなしの状態になり、水分が出入り自由になります。
その結果、空気中の湿気をどんどん吸い込み、髪が“ブワッ”と広がってしまうのです。
原因② くせ毛・うねり毛の構造的な問題
髪の形そのものが“広がりやすい”設計
くせ毛やうねり毛の方は、髪の断面が丸ではなく楕円形〜ひしゃげた形になっています。
この構造のせいで、水分の吸収が不均一になり、広がりやうねりが出やすくなります。
また、根元〜中間〜毛先で、同じ髪でも太さや乾燥度合いが違う場合もあり、
ドライヤーやアイロンではまとまりにくく、手入れが難しいのも特徴です。
原因③ ホルモンバランスや加齢による変化
「昔は広がらなかったのに…」と感じたら
30代後半〜40代以降でよくあるのが、「年齢とともに髪が広がりやすくなった」という声。
これは、ホルモンバランスの変化で髪の水分保持力が低下するためです。
髪が細くなり、うねりが出やすくなる「エイジング毛」になると、
これまで通りのケアではまとまらなくなってきます。
さらに、頭皮環境の乱れも影響するため、シャンプーの見直しなども重要です。
対処法① 縮毛矯正で広がりの根本改善
髪の内部構造を整える一番の方法
広がる髪を一番しっかりと整えたい方におすすめなのが、縮毛矯正です。
縮毛矯正は、くせ毛の原因である髪の内部結合(シスチン結合)を切って、
まっすぐに再結合させることで、根本から広がりを抑えます。
- 湿気の日でもまとまりやすい
- ブロー・アイロンがほぼ不要になる
- 仕上がりのツヤが長持ちする
などのメリットがあり、広がりでお悩みの方には最も効果的な手段です。
※ただし、髪質やダメージレベルに合わせて、
適切な薬剤選定や施術工程が必要です。ブリーチ毛には注意が必要です。
対処法② トリートメントで髪を補修&保湿
毎日のケアで“広がりにくい髪”をつくる
縮毛矯正が難しい場合でも、日常のケアでかなり改善は可能です。
その中心になるのがトリートメントケアです。
おすすめは、以下のようなトリートメントです:
- 補修系トリートメント(たんぱく質・アミノ酸配合)
→ ダメージによるキューティクルの乱れを整える - 保湿系トリートメント(セラミド・ヒアルロン酸など)
→ 水分保持力を上げてしっとりさせる
また、サロンでの髪質改善トリートメントは、髪内部にしっかり補修成分を入れ込むため、
持続性や手触りが格段にアップします。
対処法③ オイルやバームでのコーティング
外的刺激から髪を守る“膜”をつくる
ブローやアイロンの仕上げに、オイル・バーム系スタイリング剤を使うと、
髪の表面に膜ができ、湿気の侵入を防ぎやすくなります。
特に広がりやすい人には、
- ヘアバーム(油分多め)でボリューム抑制
- さらっとしたオイルでツヤ出し&保護
- 熱から守るヒートプロテクト成分配合のもの
などがおすすめです。
ただし、つけすぎは逆効果になることもあるため、毛先中心に少量ずつ使いましょう。
対処法④ ドライヤーの乾かし方を見直す
水分を残さないことが“広がり防止”の基本
髪をしっかり乾かしていないと、表面に残った水分が空気中の湿気と混ざり、
広がりの原因になります。
ポイントは:
- 根元からしっかり風を入れる
- 上から下へ風を当ててキューティクルを整える
- 最後に冷風で締めてツヤ感アップ
夜にしっかり乾かすことは、朝の広がり防止にもつながります。
対処法⑤ ホームケアで頭皮と髪の環境を整える
シャンプー・トリートメントも見直してみましょう
髪だけでなく、頭皮の環境も広がりに関わっています。
洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、頭皮や髪の水分・油分バランスが崩れ、乾燥→広がりやすい髪へとつながります。
広がりやすい方には、
- アミノ酸系洗浄成分のシャンプー
- 頭皮にやさしい処方(ノンシリコン/低刺激)
- 同シリーズでトリートメントまで揃える
などがおすすめです。
まとめ:原因を知れば、髪は変わる
「髪が広がる」という悩みは、誰にでも起こり得るものですが、
原因や髪質に応じた対処をすれば、日常のストレスは大きく減ります。
✔ ダメージが原因なら → 補修と保湿を中心に
✔ くせ毛・構造が原因なら → 縮毛矯正で根本改善
✔ 年齢や乾燥が原因なら → 頭皮ケアや髪質改善を導入
正しくケアすれば、毎日のスタイリングもぐっと楽になり、
髪を見るたび気分が上がるようになります。
あなたの髪質やライフスタイルに合った方法で、
“広がらない髪”を目指してみませんか?
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